2023.07.06

コツコツが大切!お金が貯まる節約の3STEP!

暮らしのQ&A

住宅価格の値上がりが止まらない今。

頭金を入れたり、ローンの返済負担を減らしたりするために、少しでも手元のお金を増やしておきたいですよね。「貯金」と聞くと我慢が多いイメージがありますが、ゲーム間隔で日々の生活に取り入れれば意外と楽しめます!

今回は「主人の年収400万円 + 自分の産休手当100万円」で生活をやりくりしながら、年間で100万円貯金していた筆者が、節約の3STEPを紹介していきます。

STEP1. まずは家計の収支を洗い出してみよう!

節約を始めるうえで大切なのが「家計の収支を把握すること」です。実はこれ、意外とできていない方が多いのです・・・。では、どのようにして家計の収支を洗い出せばいいのでしょうか?

収入と出費のバランスをチェックする

収入に対して貯金に回せる金額を「貯蓄率」といって「(収入 − 支出)÷ 収入」で計算でき、理想の貯蓄率は30%といわれています。

家計の貯蓄率がどのくらいなのかを知るためにも、まずは収入と出費のバランスをチェックしてみましょう。「食費は〇円で、雑貨は〇円で・・・」など、細かく調べる必要はありません。

その月の収入から、その月に通帳から引き落とされた金額を引くだけでOK!例えば月の収入が30万で出費が25万円だった場合は、5万円を貯金に回せたことになり、貯蓄率は約17%です。

ここで貯蓄率が低かったりマイナスになったからといって、落ち込む必要はありません。 大切なのは収支のバランスをチェックすることなので、気にせず次のステップへ進みましょう! 

削れそうな出費を考えてみる

収支をチェックしたら、次は削れそうな出費を考えてみます。その際に必ずチェックしておきたいのが、クレジットカードの明細です。

・どんなものを購入しているのか
・購入品は本当に必要なものだったのか
・スマホ代やサブスクにどのくらいお金がかかっているのか

などを、確認してみましょう。

クレジットカードの明細を見ると「これは不要だったかも」「ここは節約できそう」など、自然と削るべき項目が見えてきます。筆者が取り入れているのは、セール時のまとめ買い。子供服は、1年後のサイズをシーズンオフの値下げタイミングで購入し、基礎化粧品やメイク道具などの消耗品は、楽天スーパーセールやQoo10のメガ割などを狙って必要なものだけ購入しています。

STEP2. 固定費を見直してみよう!

節約と言えば、食費や日用雑貨、光熱費などの変動費を削っていくイメージですが、本当に見直しが必要なのは、住居費や通信費、生命保険料などの「固定費」です。

スマホは格安SIMにする

スマホ料金は月々どのくらいかかっていますか?もし夫婦で月1万円以上払っているのなら、見直しの余地があります。使用ギガ数や機種代金にもよりますが、格安SIMであれば通信費が月々数百円〜数千円程度で済むからです。格安SIMへの乗り換えは節約効果抜群です!

筆者は元々通信費を月15,000円払っていましたが、格安SIMに乗り換えることにより夫婦で月々5,000円になり、年間で12万円もの節約に成功しました。

生命保険を見直す

次に見直しの余地があるのは、生命保険です。万が一のための備えも必要ではありますが、夫婦で月4万円以上の保険料を支払っているのであれば、保険を見直してみましょう。

就業状況や生活費の負担割合によっても見直せる内容が変わってきますが、保険加入時から結婚や出産などで状況が変わっているのなら、一度見直すことをおすすめします。また、住宅ローンを組んで購入する際には、ローン契約者の保険内容見直しも可能です。

住宅ローンを組む時には、契約者に万が一のことがあったときにローン残高が保障される「団体信用生命保険(通称:団信)」に必ず加入するからです。団信に加入することで、死亡保険料見直しの余地が出てきます

生命保険料は、住宅購入の次に高い買い物だといわれており、保険を見直すだけでも年間何十万円もの出費を抑えることができます。筆者の家庭も住宅購入後に生命保険を見直し、年間で15万円ほど出費を抑えられました。 その保障が自分にとって本当に必要なのか、もう一度考えてみてくださいね。

使わないサブスクは解除する

雑誌、動画、音楽、服など、最近はなんでもサブスクの時代です。月々の負担はそれほど大きくなく、使い放題がお得に感じるサービスですが、使わなければただの浪費になってしまいます。とくに注意したいのが無料期間を超過したことを忘れ、課金し続けているサブスクです。不要なサブスクがないか、一度確認してみてください。

サブスクの確認方法

iPhone:「設定」アプリを開いてApple IDをタップ。メニューの中から「サブスクリプション」をタップして確認。

アンドロイド:「Google Playストア」の「定期購入」から確認。」

STEP3. 変動費を少しだけ調整してみよう!

変動費は見直しではなく、調整程度で軽い気持ちで考えてみましょう。

食費は無理して削らない

「外食が多すぎる」「食品ロスが多い」など、浪費の自覚がある場合は見直しが必要です。ただし、おかずを極端に減らしたり、外食をまったくしなかったりなど、ストレスが溜まる節約方法はおすすめしません。

・買い出しは週1回にする
・買い出し前に冷蔵庫やストック類を確認して買い物メモをつくる
・外食は日にちを決めておく

などがおすすめです。

買い出し回数を減らすことで無駄買いが減り、買い物メモを作れば食品ロスを減らせるため、自然と食費を節約できます。

また、外食は「給料日に焼肉へ行く」のように場所と日にちを明確にしておくことで、食べたいものを食べたという満足感を得られますよ。 何度も言いますが、食費は削るのではなく、調整する程度にとどめておきましょう。

光熱費はつけっぱなしにだけは注意する

節約といえば光熱費の削減が当たり前!というイメージですが、光熱費の削減は体調不良につながる恐れがあります。体調不良になると病院にかかることになり、光熱費よりも高い医療費がかかってしまうことも・・・ 電気代やガス代の高騰が心配ではありますが、電気や冷暖房の「つけっぱなし」だけ気を付けておきましょう。タイマーをうまく活用すれば、無駄な稼働を防ぐことができます。

節約を「苦」にしない2つのポイント

最後に、節約を「苦」にしない2つのポイントをお伝えしていきます。

月の予算は多めに考えておく

家計を見直す際に予算を考えますが、予算を組むときにはギリギリの額ではなく余裕をもった金額で考えておきましょう。おすすめなのが、医療費と特別費の確保です。

毎月医療費や特別費として月3万円の予算を確保しておけば、体調不良のときに病院へ行く罪悪感がなくなります。病院に行かなかった月や特別費を使わなかった月は、3万円を貯金や積み立てに回せるので、気持ちにゆとりを持たせることができます。

娯楽も適度に楽しむ

節約を始めると、娯楽費用が無駄な出費に感じてしまうことが多いです。けれど、週末のお出かけや遠出、旅行などは適度に楽しむことをおすすめします。

・月々の予備費を旅行積立金に充てる
・レジャー費を設ける
・市営動物園や科学館など、入場料の安い施設を利用する

家族で定期的に旅行やお出かけしたい方は、予備費を旅行積立金に充てたり、レジャー費を設けるのがおすすめです。お金の使用目的を決めれば節約意欲が高まり、目標金額が貯まったときには満足感も得られます

週末のちょっとしたお出かけでおすすめしたいのは、市営動物園や科学館、交通博物館などの市や県が運営する施設。市営や県営の施設は無料〜数百円程度で利用できるので、出かける罪悪感もありません。

広島県内で子連れで楽しめる無料施設は、こちらのページでチェックできます。

筆者のおすすめは、呉ポートピアパークの無料で遊べるじゃぶじゃぶ池と、広島トヨペット交通公園です。広島トヨペット交通公園は入園料無料なだけでもうれしいのに、ゴーカートは1人乗り100円、2人乗り150円という破格設定・・・!

節約は「楽しく」することが大切!ゲーム感覚でチャレンジしてみて

今回紹介した方法を見て、「こんなので本当に節約できるの?」と思われるかもしれませんが、いきなり増やすものではなく、コツコツ続けていくものです。毎月の小さな積み立ても、1年間続ければ意外と大きな額になります。

一番避けたいのは、辛い節約をして反動で散財してしまうことです。節約を続けるポイントは、ゲーム感覚で楽しむことだと覚えておきましょう。 今回紹介した方法をいきなりすべて取り入れるのは大変なので、まずは無理なくできるものからチャレンジしてみてくださいね!